書名選択

十一月

  • 1
    • 灯台記念日
    • 計量記念日
    • 文化財保護強調週間
    • 教育文化週間
  • 3
    • 文化の日、秋の叙勲
    • 文化勲章親授式
  • 4
    • ユネスコ憲章記念日
  • 立冬
  • 9
    • 太陽暦採用記念日
    • 一一九番の日
    • 秋の全国火災予防運動
    • 上旬-お年玉付年賀葉書発売
  • 10
    • 技能の日、手足の不自由な子供を育てる運動
    • このころ酉の市(上酉日)
    • 中旬-大相撲十一月場所
  • 11
    • 世界平和記念日
  • 15
    • 七五三祝い
    • 狩猟解禁(北海道を除く)
  • 小雪
  • 23
    • 勤労感謝の日
  • 26
    • ペンの日
  • 27
    • 更生保護記念日
  • 28
    • 税関記念日

十二月

  • 1
    • 映画の日、鉄の記念日
    • 歳末助け合い運動月間
  • 4
    • 人権週間
  • 大雪
  • 8
    • 針供養
    • 太平洋戦争開戦記念日
    • 納めの薬師
    • 上旬-福岡国際マラソン
  • 10
    • 人権デー・人権週間
    • 納めの金毘羅
  • 13
    • 煤払い、御事始め
  • 14
    • 義士祭
  • 15
    • 年賀郵便特別扱い開始
    • このころ社会鍋
  • 18
    • 国連加盟承認の日
    • 納めの観音
  • 21
    • 納めの大師
  • 冬至
  • 22
    • 冬至粥、ゆず湯
  • 23
    • 天皇誕生日
  • 24
    • クリスマス-イブ
  • 25
    • クリスマス
    • 終い天神
  • 28
    • 官公庁御用納め
    • 納めの不動
  • 30
    • 取引所大納会
  • 31
    • 大晦日、大はらえ
    • 年越し、除夜の鐘
    • NHK紅白歌合戦

一月

  • 1
    • 元日、初詣、恵方参り
    • 歳旦祭、少年法施行の日
    • 全日本サッカー選手権決勝
  • 2
    • 初荷、書初め
    • 皇居一般参賀
  • 4
    • 官公庁御用始め
    • 取引所大発会
  • 小寒
  • 7
    • 七種の節句、七種粥
  • 8
    • 初薬師
    • このころ若草山の山焼き
    • このころ成人の日
    • (第二月曜日)
    • 上旬-大相撲一月場所
  • 9
    • 宵戎
  • 10
    • 初金毘羅、十日戎
  • 11
    • 鏡開き
  • 15
    • 小正月
    • お年玉付年賀葉書抽選
    • 左義長
  • 16
    • 藪入り、初閻魔
  • 18
    • 初観音
  • 大寒
  • 20
    • 二十日正月、二十日戎
    • 中旬-宮中歌会始め
  • 21
    • 初大師
  • 24
    • 初地蔵
  • 26
    • 文化財防火デー
  • 28
    • 初不動
  • 31
    • みそか正月

二月

  • 1
    • テレビ放送記念日
    • プロ野球キャンプ解禁
    • 生活習慣病予防習慣
    • 省エネルギー月間
    • 狩猟禁止(北海道)
  • 3
    • このころ節分
    • 鬼やらい、豆まき
  • 立春
挿絵:冬1

冬の季語

時候

  • 一月
  • 大年
  • 大晦日
  • 神無月(かんなづき)
  • 寒の入り
  • 厳寒
  • 凍る
  • 極月(ごくげつ)
  • 小春(こはる)
  • 寒さ
  • 三寒四温
  • 霜月(しもつき)
  • 霜夜(しもよ)
  • 十一月
  • 十二月
  • 小寒(しょうかん)
  • 除夜(じょや)
  • 師走(しわす)
  • 節分(せつぶん)
  • 大寒(だいかん)
  • 短日(たんじつ)
  • 冷たい
  • 冬至(とうじ)
  • 年の暮
  • 春隣(はるとなり)
  • 冬の日
  • 冬めく
  • 行年
  • 立冬(りっとう)

天文

  • (あられ)
  • 風花
  • 鎌鼬(かまいたち)
  • 寒月
  • 寒の雨
  • 北風
  • (こがらし)
  • 時雨(しぐれ)
  • しまき
  • (しも)
  • 初時雨(はつぐれ)
  • 初霜(はつしも)
  • 初雪
  • 冬霞(ふゆがすみ)
  • 冬凪(ふゆなぎ)
  • 冬の雨
  • 冬の雲
  • 冬の空
  • 冬の月
  • 冬の日
  • 冬日和(ふゆびより)
  • (みぞれ)
  • 雪起こし
  • 雪晴れ

地理

  • 雨氷(うひょう)
  • 枯野(かれの)
  • (こおり)
  • 霜柱(しもばしら)
  • 氷柱(つらら)
  • 初氷(はつごおり)
  • 冬ざれ
  • 冬田
  • 冬野
  • 冬の山
  • 水涸(みずか)
  • 霧氷(むひょう)
  • 山眠る

人事

  • (あかぎれ)
  • 行火(あんか)
  • ()の子
  • 囲炉裏(いろり)
  • 埋火(うずみび)
  • 襟巻
  • 帯解(おびとき)
  • 温石(おんじゃく)
  • 外套
  • 懐炉(かいろ)
  • 顔見世
  • 風除
  • 火事
  • 粕汁(かすじる)
  • 風邪(かぜ)
  • 神送
  • 紙衣(かみこ)
  • 紙漉
  • 神迎
  • 雁木
  • 寒稽古
  • 寒肥
  • 寒垢離
  • かんじき
  • 寒卵
  • 寒造
  • 寒灯
  • 寒念仏
  • 寒の水
  • 寒紅
  • 寒見舞
  • 狐罠(きつねわな)
  • 着ぶくれ
  • 茎漬け
  • (くさめ)
  • 葛湯(くずゆ)
  • 口切(くちきり)
  • 熊手
  • クリスマス
  • 毛糸編む
  • 毛皮
  • 消し炭
  • コート
  • 炬燵(こたつ)
  • 事始め
  • 木の葉髪
  • 海鼠腸(このわた)
  • 御用納め
  • 暦売
  • 里神楽(さとかぐら)
  • 塩鮭(しおざけ)
  • 七五三
  • 霜焼け
  • 霜除け
  • 助炭(じょたん)
  • 除夜の鐘
  • スキー
  • 隙間風
  • 頭巾
  • 酸茎(すぐき)
  • スケート
  • 煤籠り
  • 煤払い
  • スチーム
  • ストーブ
  • (すみ)
  • 炭火
  • 歳暮(せいぼ)
  • (せき)
  • 雑炊(ぞうすい)
  • 蕎麦掻(そばが)
  • (そり)
  • 大根焚(だいこたき)
  • 大根引(だいこんひき)
  • 焚火(たきび)
  • 竹馬(たけうま)
  • 畳替え
  • 竹瓮(たっぺ)
  • 炭団(たどん)
  • 狸汁(たぬきじる)
  • 足袋(たび)
  • 玉子酒
  • 探梅(たんばい)
  • 暖房
  • ちゃんちゃんこ
  • 追儺(ついな)
  • 手袋
  • 年越し
  • 年籠り
  • 年取
  • 年の市
  • 年守る
  • 年用意
  • 年忘れ
  • 縕袍(どてら)
  • (とり)の市
  • 納豆汁(なっとうじる)
  • 鍋焼き
  • 煮凝(にこご)
  • 日記買ふ
  • 根深汁
  • ねんねこ
  • のっぺい汁
  • 袴着
  • 羽子板市
  • 芭蕉忌
  • 鉢叩き
  • 春支度
  • 火桶
  • 避寒
  • 日向(ひなた)ぼこ
  • 火の番
  • 火鉢
  • (ひび)
  • 被布(ひふ)
  • 屏風(びょうぶ)
  • 鞴祭(ふいごまつり)
  • 柴漬(ふしづ)
  • (ふすま)
  • 札納め
  • 懐手
  • 蒲団(ふとん)
  • 冬安居(ふゆあんご)
  • 冬構え
  • 冬籠り
  • 冬座敷
  • 冬服
  • 冬休み
  • 鰤網(ぶりあみ)
  • 古暦
  • フレーム
  • 報恩講
  • 頬被り
  • ボーナス
  • (ほた)
  • マスク
  • マフラー
  • 豆まき
  • 水洟(みずばな)
  • 水餅
  • 耳袋
  • 麦蒔き
  • 目貼り
  • 毛布
  • (もち)
  • 餅搗(もちつ)
  • 餅筵(もちむしろ)
  • 焼き芋
  • 厄塚(やくづか)
  • 藪巻(やぶまき)
  • 闇汁(やみじる)
  • 雪下ろし
  • 雪掻き
  • 雪囲い
  • 雪合戦
  • 雪沓(ゆきぐつ)
  • 雪女郎
  • 雪達磨(ゆきだるま)
  • 雪礫(ゆきつぶて)
  • 雪踏み
  • 雪まろげ
  • 雪見
  • 雪焼け
  • 湯ざめ
  • 柚湯(ゆずゆ)
  • ゆたんぽ
  • 湯豆腐
  • 夜着
  • 寄せ鍋
  • 夜鷹蕎麦(よたかそば)
  • 臘八会(ろうはちえ)
  • 炉開き
  • 綿入れ

動物

  • 鮟鱇(あんこう)
  • 凍鶴(いてづる)
  • 浮寝鳥(うきねどり)
  • (うさぎ)
  • (おおかみ)
  • 鴛鴦(おしどり)
  • (かいつぶり)
  • 牡蠣(かき)
  • (かも)
  • (きつね)
  • 狐火(きつねび)
  • (くじら)
  • 笹鳴(ささなき)
  • (たか)
  • (たぬき)
  • (たら)
  • 千鳥(ちどり)
  • 海鼠(なまこ)
  • (はやぶさ)
  • (ひたき)
  • 河豚(ふぐ)
  • (ふくろう)
  • (ぶり)
  • (まぐろ)
  • 水鳥(みずどり)
  • 鷦鷯(みそさざい)
  • 木菟(みみずく)

植物

  • 青木の実
  • 石蓴(あおさ)
  • 落ち葉
  • 帰り花
  • (かぶら)
  • 枯尾花(かれおばな)
  • 枯木(かれき)
  • 枯菊(かれぎく)
  • 枯草
  • 枯桑
  • 枯木立
  • 枯芝
  • 枯蔦(かれつた)
  • 枯蔓(かれつる)
  • 枯葉
  • 枯萩(かれはぎ)
  • 枯芭蕉(かればしょう)
  • 枯葎(かれむぐら)
  • 枯柳
  • 寒菊
  • 寒椿
  • 寒梅
  • 寒牡丹
  • 木の葉
  • 山茶花(さざんか)
  • 霜枯れ
  • 水仙
  • 千両
  • 早梅(そうばい)
  • 大根
  • 茶の花
  • 人参(にんじん)
  • (ねぎ)
  • 白菜
  • 葉牡丹(はぼたん)
  • 枇杷(びわ)の花
  • 冬苺(ふゆいちご)
  • 冬枯れ
  • 冬木
  • 冬木立
  • 冬桜
  • 冬菜
  • 冬の草
  • 冬薔薇
  • 冬紅葉
  • 万両
  • 紅葉散る
  • 八手の花
  • 藪柑子(やぶこうじ)
  • 雪折(ゆきおれ)
  • 竜の(たま)
  • 臘梅(ろうばい)
  • 侘助(わびすけ)

新年の季語

時候

  • 元日
  • 元旦
  • 元朝
  • 去年今年(こぞことし)
  • 三が日
  • 新年
  • 二日
  • 松過ぎ
  • 松の内
  • 三日

天文

  • 御降(おさがり)
  • 初明かり
  • 初空(はつぞら)
  • 初凪(はつなぎ)
  • 初日(はつひ)

地理

  • 初富士(はつふじ)

人事

  • 小豆粥(あずきがゆ)
  • 鷽替(うそかえ)
  • 謡初(うたいぞめ)
  • 売り初め
  • 絵双六(えすごろく)
  • 恵方参(えほうまいり)
  • 追羽根(おいばね)
  • 大服(おおふく)
  • 白朮参り(おけらまいり)
  • 織初め
  • 買い初め
  • 鏡餠(かがみもち)
  • 書き初め
  • 賀客
  • 飾り
  • 飾り臼
  • 飾り納め
  • 賀状(がじょう)
  • 数の子
  • 門松(かどまつ)
  • 粥柱(かゆばしら)
  • 歌留多(カルタ)
  • 食積(くいつみ)
  • 稽古始め
  • 独楽(こま)
  • ごまめ
  • 御用始め
  • 左義長(さぎちょう)
  • 猿廻し
  • 仕事始め
  • 獅子舞(ししまい)
  • 七福神詣で
  • 四方拝(しほうはい)
  • 注連飾(しめかざ)
  • 双六(すごろく)
  • 雑煮(ぞうに)
  • 宝船(たからぶね)
  • 朝賀(ちょうが)
  • 出初め
  • 手毬(てまり)
  • 十日戎(とおかえびす)
  • 年玉(としだま)
  • 屠蘇(とそ)
  • 薺打(なずなう)
  • 七種(ななくさ)
  • 七種粥(ななくさがゆ)
  • 寝正月(ねしょうがつ)
  • 年賀
  • 羽子板
  • 初商い
  • 初鏡(はつかがみ)
  • 初竈(はつかまど)
  • 初観音
  • 初暦(はつごよみ)
  • 初芝居(はつしばい)
  • 初大師(はつだいし)
  • 初天神(はつてんじん)
  • 初寅(はつとら)
  • 初荷(はつに)
  • 初詣(はつもう)
  • 初薬師(はつやくし)
  • 初湯(はつゆ)
  • 初夢(はつゆめ)
  • 破魔矢
  • 破魔弓(はまゆみ)
  • 春着(はるぎ)
  • 蓬莱(ほうらい)
  • 万歳(まんざい)
  • 餠花(もちばな)
  • 藪入(やぶいり)
  • 若水(わかみず)
  • 笑初

動物

  • 初雀(はつすずめ)
  • 初鶏(はつとり)
  • 嫁が君

植物

  • 歯朶(しだ)
  • 野老(ところ)
  • (なずな)
  • 福寿草(ふくじゅそう)
  • 穂俵(ほだわら)
  • (ゆずりは)
  • 若菜(わかな)
挿絵:冬2

冬の名句

  • 海くれて鴨の声ほのかに白し 松尾芭蕉
  • 旅に病で夢は枯野をかけ廻る
  • 塩鯛の歯ぐきも寒し魚の店
  • 旅人と我名よばれん初(しぐれ)
  • 元旦や家に譲りの太刀佩ん 向井去来
  • 京にて
  • ふとん著て寝たる姿や東山 服部嵐雪
  • あれきけと時雨来る夜の鐘の声 宝井其角
  • 鐘ひとつ売れぬ日はなし江戸の春
  • 冬枯や平等院の庭の面 上島鬼貫
  • 幾人かしぐれかけぬく瀬田の橋 内藤丈草
  • なが〱と川一筋や雪の原 宮城凡兆
  • 駕を出て寒月高し己が門 炭太祇
  • 蕭条として石に日の入枯野かな 与謝蕪村
  • 初冬や訪んとおもふ人来り
  • 元日や草の戸越の麦畠 黒柳召波
  • 水際の日に〱遠しかれを花 加藤暁台
  • 人住ずなりぬはしらの古暦 高井几董
  • 大根引大根で道を教へけり 小林一茶
  • ともかくもあなたまかせの年の暮
  • 是がまあつひの栖か雪五尺
  • 元日や一系の天子不二の山 内藤鳴雪
  • 冬蜂の死に所なく歩きけり 村上鬼城
  • 病中
  • いくたびも雪の深さを尋ねけり 正岡子規
  • 遠山に日の当りたる枯野かな 高浜虚子
  • 去年今年貫く棒の如きもの
  • 流れ行く大根の葉の早さかな
  • 萬歳の三河の国へ帰省かな 富安風生
  • 年古く棲む冬山の巖も知己 飯田蛇笏
  • みちのくの雪深ければ雪女郎 山口青邨
  • 柴漬や古利根今日の日を沈む 水原秋桜子
  • 夕霰枝にあたりて白さかな 高野素十
  • 月光に深雪の創のかくれなし 川端茅舎
  • 初富士を隠さふべしや深庇 阿波野青畝
  • 咳の子のなぞ〱あそびきりもなや 中村汀女
  • 水枕ガバリと寒い海がある 西東三鬼
  • 降る雪や明治は遠くなりにけり 中村草田男
  • 凍港や旧露の街はありとのみ 山口誓子
  • 大仏の冬日は山に移りけり 星野立子
  • 山茶花のこぼれつぐなり夜も見ゆ 加藤楸邨
  • 枯菊と言ひ捨てんには情あり 松本たかし
  • 霜の墓抱き起されしとき見たり 石田波郷

冬の言葉

冬はつとめて。
雪の降りたるはいふべきにもあらず、
霜のいとしろきも、またさらでもいと寒きに、
火などいそぎおこして、
炭もてわたるもいとつきづきし。
昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、
火桶の火もしろき灰がちになりてわろし。枕草子・第一段

冬の夜の、空さへさえわたりいみじきに、
雪の降り積りひかりあひたるに、
ひちりきのわなゝき出でたるは春秋もみな忘れぬかし更級日記

さて冬枯のけしきこそ、秋にはをさ〱おとるまじけれ。
汀の草に紅葉の散りとゞまりて、霜いと白うおける朝、
遣水より烟の立つこそをかしけれ。
年の暮れはてて、人ごとに急ぎあへる比ぞ、
またなくあはれなる。徒然草・第十九段

冬の星座

十二月の星座

挿絵:12月の星座

午後九時頃、おおいぬ座のシリウス(天狼星)がオリオン座の足元に昇ってくる。シリウスは光度マイナス一・五等で、全天一番の明るさを持つ。ふたご座、こいぬ座も加わって冬の星座の主役がそろう。オリオン座の三つ星の下に散光星雲(メシエ42)が淡い光を放つ。おうし座の一等星アルデバランより少し上にはプレアデス星団(すばる)があり、視力のよい人は六つの星を数えることができる。

くじら座

海神ポセイドンの命令で海魔ティアマト(くじら座)はアンドロメダ姫に襲いかかったが、天馬ペガススにまたがった勇士ペルセウスに退治された。

一月の星座

挿絵:1月の星座

大寒の頃、南の空にオリオン座の星々がきらめく。右上がりに並んだ三つ星の左上にベテルギウスが赤く、そして右下にリゲルが青白く光を放っている。オリオン座の周辺には、ベテルギウスを中心にして六つの一等星が六角形をつくり、星空の巨大な宝石のようである。このうち、ベテルギウス、シリウス(おおいぬ座)、そしてプロキオン(こいぬ座)を結ぶと冬の大三角ができる。

オリオン座

ギリシャ神話に登場する狩人オリオンは、女神アルテミスの放った大さそりの猛毒にかかり息絶えた。オリオンはその後、星座になったという。

二月の星座

挿絵:2月の星座

立春を過ぎるとカシオペヤ座は北西に傾き、かわって北東の空に北斗七星(おおぐま座)が現れる。春を告げるしし座も出て、一足早く春の到来となる。しし座の鎌の形の先端は一等星レグルスで太陽の通り道である黄道上にある。真南の空には、りゅうこつ座のカノープス(老人星)が地平線上ぎりぎりにあるが、空気が良く澄んで透明度の高い時でないと見つけるのは難しい。

ふたご座

二つの明るい星カストルとポルックスはギリシャ神話の双子の勇士。日本でも昔から、きんぼし様・ぎんぼし様、めがね星、兄弟星と呼ばれた。