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手紙の言葉
言葉の世界2-3
手紙の言葉
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季節と言葉
1春
2夏
3秋
4冬
言葉の世界1
1対義語
2類義語
3敬語
4擬声語・擬態語
5接頭語・接尾語
6助数詞
7外来語
言葉の世界2
1言葉の由来
2親族語彙・身体語彙
3手紙の言葉
4気象・天文の言葉
5名数
6いろはガルタ・いろは歌
7枕詞
日本語の世界
1漢字
2漢字音・漢語
3平仮名
4片仮名
5日本語の音
6方言(一)
7方言(二)
古典の世界
1万葉集
2源氏物語
3平家物語
4古今集・新古今集
5小倉百人一首
6能
7俳諧
8歌舞伎
頭語と結語
改まった手紙の往信
改まった手紙の返信
一般的な手紙の往信
一般的な手紙の返信
一般的な再信
急用の往信
前文省略の手紙
脇付の言葉
一般的に用いる
目上の人へ用いる
女性が用いる
封筒の表書きのみに用いる
前文の慣用句
相手の安否を問う
相手の繁栄を祝福する
自分の安否を述べる
恩顧に感謝を述べる
疎遠に対する詫びを述べる
未見のあいさつ
返信のあいさつ
末文の慣用句
用件を結ぶ
相手の自愛を願う
乱筆・悪文を詫びる
伝言を頼む
今後の指導や愛顧を願う
返信を依頼する
後日の約束をする
迷惑を詫びる
時候のあいさつ
一月
二月
三月
四月
五月
六月
七月
八月
九月
十月
十一月
十二月
頭語と結語
改まった手紙の往信
頭語
謹啓
謹呈
恭啓
粛啓
啓上
謹んで申し上げます
一筆申し上げます
結語
敬具
拝具
敬白
謹白
拝白
謹言
頓首
頓首再拝
恐惶謹言
恐懼謹言
あなかしこ・かしこ
改まった手紙の返信
頭語
謹答
敬復
復啓
拝復
御書面拝読
お手紙謹んで拝読いたしました
結語
敬具
敬白
あなかしこ・かしこ
一般的な手紙の往信
頭語
拝啓
啓上
拝呈
一筆啓上
一筆申し上げます
結語
敬具
敬白
不一
不備
以上
ではまたごきげんよう
ごめん下さいませ
かしこ・かしく
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一般的な手紙の返信
頭語
拝復
復啓
再啓
御書面拝見
お手紙ありがとうございます
結語
敬具
敬白
不一
かしこ
一般的な再信
頭語
再呈
再啓
重ねて申し上げます
結語
敬具
敬白
拝具
かしこ・かしく
急用の往信
頭語
急白
急啓
急呈
とり急ぎ申し上げます
結語
敬具
草々
不一
不備
かしこ・かしく
前文省略の手紙
頭語
前略
冠省
略啓
前略ごめんください
結語
草々
匆々
不一
不宣
不二
不尽
不悉
不備
あらあらかしこ・かしこ・かしく
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脇付の言葉
脇付はあて名の左下に書き添えて敬意を表す語で、改まった手紙や目上の人に出す手紙に使用される。
一般的に用いる
案下
机(几)下
貴下
座下
座右
侍史
足下
目上の人へ用いる
函丈(先生などに使用)
玉案下
侍史
膝下(両親などに使用)
尊下
台下
女性が用いる
御前(に)
御許(に・へ)
封筒の表書きのみに用いる
受取人自身の開封を求める
直披
直覧
親展
親披
返信を求める
乞返答
待貴答
返信であることを示す
御返事
返信
急用であることを示す
急信
急用
至急
重要であることを示す
緊要
重信
重要
内容を示す
○○在中
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前文の慣用句
相手の安否を問う
いかがお過ごしですか
その後お変わりございませんか
お健やかにお暮らしでしょうか
ご機嫌うるわしくお過ごしでしょうか
皆様お変わりなくお過ごしでしょうか
しばらくお目にかかっておりませんが、どうしていらっしゃいますか
ご一同様いかがお過ごしのことかと、ご案じ申し上げております
相変わらずご清祥でいらっしゃいますことと推察いたします
天候も不順の折、お変わりございませんか
相手の繁栄を祝福する
ご清栄のことと存じ上げます
ご清福のことと存じます
あなた様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます
貴殿におかれましてはますますご壮健のことと承り、慶賀の至りに存じます
皆様にはますますご健勝のことと、心よりお慶び申し上げます
ますますご活躍の段、お祝い申し上げます
貴家にはいよいよご清福のことと拝察いたし、大慶に存じます
ますますご発展の由、大慶に存じます
ご盛栄のことと承り、お慶び申し上げます
御社ますますご隆盛のことと、心よりお祝い申し上げます
自分の安否を述べる
こちらは相変わらず元気に過ごしています
家内一同、おかげさまで無事に過ごしております
くだって私、おかげさまでいたって健康に暮らしています
おかげをもちまして、私どもは平穏な日々を送っております
家族全員無事に暮らしておりますので、ご休心ください
仕事に趣味にと、充実した毎日を過ごしています
小生、病気ひとつせず精勤しております
こちらは皆息災ですので、他事ながらご安心ください
私どもはつつがなく暮らしております
家族一同変わりなく暮らしておりますので、どうぞご心配なきようお願いいたします
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恩顧に感謝を述べる
いつもお世話になり、心から感謝しております
日頃よりいろいろとお世話に預かり、お礼の申しようもございません
平素は格別のご厚情を賜り、深く感謝申し上げます
日頃格別のご愛顧をいただき、ありがたく御礼申し上げます
ひとかたならぬご高配に預かり、深く感謝いたしております
このたびはお骨折りいただき、まことにありがとう存じます
疎遠に対する詫びを述べる
長らくご無沙汰いたし申し訳なく存じます
心ならずもご無音にうち過ぎ、恐縮に存じます
雑事にとりまぎれてお便りも差し上げず、失礼いたしました
俗事に追われ疎遠にうち過ぎました
久しくお便りも差し上げず、申し訳ございません
長らくご連絡もせず、心苦しく思っております
身辺の雑事に追われ、心ならずも長らくご無沙汰しており恐縮でございます
未見のあいさつ
拝眉の機会も得ませんのに、突然お手紙を差し上げますご無礼をお許しください
お目にかかったこともござませんのに、一筆差し上げる失礼をご容赦ください
返信のあいさつ
このたびはご丁寧なお手紙をいただき、まことに恐縮に存じます
さっそくご返事差し上げるべきところ、雑事にとりまぎれ心ならずも遅延いたしました
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末文の慣用句
用件を結ぶ
まずは用件(お祝い・お知らせ・お願い・お礼・お詫び・ご返事・お見舞い・ご招待・ご報告・ご紹介)まで
まずはとり急ぎお知らせいたします
右のご承諾のお返事といたします
右ごあいさつかたがたご連絡まで
右ご案内までにて失礼いたします
右とり急ぎお詫びいたします
まずはご通知のみにて失礼いたします
略儀ながら、お手紙にてご依頼申し上げます
右の件、なにとぞよろしくお願い申し上げます
ご配慮のほど、どうぞよろしくお願いいたします
相手の自愛を願う
ご自愛のほどお祈りいたします
ご自愛専一になさってください
ご自愛のほど心よりお願い申し上げます
末筆ながらご自愛をお祈り申し上げます
時節柄お体お大事に
気候不順の折、どうぞご自愛ください
お体を大切になさいますように
いっそうのご活躍をお祈りいたします
ご健康には一段のご留意を願い上げます
皆様のご多幸をお祈りいたします
ますますご壮健でありますようお祈りいたします
乱筆・悪文を詫びる
以上、乱筆にてお許しください
乱筆乱文お詫び申し上げます
とり急ぎ乱筆乱文にてお許しください
心せくままの乱文をご容赦願います
生来の乱筆ゆえ、どうかお許しのほど願います
拙筆、なにとぞご容赦ください
悪文を書き連ねましたが、意中おくみとりください
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伝言を頼む
末筆ながら、ご家族皆様にくれぐれもよろしくお伝えください
ご主人様へよろしくご伝言のほどお願いいたします
末筆で恐縮ですが、皆様によろしくおとりなしのほどお願い申し上げます
皆様によろしくご披露のほどお願いいたします
また、父もよろしくお伝えするように申しております
今後の指導や愛顧を願う
今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします
引き続きご高配を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます
末長くご交際をお願いしたいと存じます
倍旧のご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます
返信を依頼する
お手数ながら、ご返書くださいますようお願いいたします
ご多忙のところまことに恐縮ではございますが、ご回答を賜りたく切にお願い申し上げます
ご多忙中とは存じますが、ご教示いただければ幸甚に存じます
催促がましくて申し訳ございませんが、ご返信をお待ちしております
後日の約束をする
なお、詳細は後便にて改めてご連絡申し上げます
後日参上いたしまして、詳しくお話ししたいと存じます
日を改めて近日中にお目にかかりたいと存じますので、よろしくおはからいください
迷惑を詫びる
勝手なことばかり申し上げましたが、事情ご賢察いただければ幸いです
ご無理ばかりお願いいたしまして、申し訳ございません
失礼もかえりみずお手紙を差し上げましたこと、お許しください
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時候のあいさつ
一
1
月
(陰暦
一
1
月の異名-睦月・祝月・年端月・初春月・初空月・太郎月・子日月)
謹賀新年
寒さ厳しき季節
ちらちらと白いものが舞う今日このごろ
北の海に流氷がやってくるころ
近年にない暖かな松の内で
お屠蘇気分がようやく抜け
松の内の華やぎも過ぎ
初春とは名ばかり、まだまだ毎日寒く
連日の寒さに春が待ち遠しく
冬枯れの庭で寒雀がなにやらついばみ
久しぶりの雪景色に、別世界にいるような気分となり
暖冬でおだやかな日が続き
北風の吹き抜ける音が、いっそう寒さを感じさせ
新春の候(折・みぎり)/初春の候/大寒の候/厳寒の候/酷寒の候/厳冬の候
二
2
月
(陰暦
二
2
月の異名-如月・令月・梅月・梅見月・雪消月・初花月)
余寒厳しいこのごろ
鶯の声が聞かれるころ
立春とは名ばかりで、いつまでも寒い日が続き
残寒なお肌をさす毎日
梅のつぼみもまだかたく
日差しにも春の息吹を感じ
節分も過ぎたというのに、吹く風は依然冷たく
梅のつぼみがふくらみかけ
昨今ようやく寒さがゆるみ
寒さのなかにも春の足音が聞こえるようで
早咲きの水仙に春の香気が感じられ
少しずつ日脚が伸びはじめ
思わぬ大雪に春が遠のく思いがします
庭の草花も心なしか色づきはじめたようで
余寒の候(折・みぎり)/晩冬の候/向春の候/残寒の候/梅花の候
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三
3
月
(陰暦
三
3
月の異名-弥生・桜月・花見月・夢見月)
春色なごやかな季節
春まだ浅い今日このごろ
桜前線の北上が話題となるころ
寒さがようやくゆるみ
桃の節句が過ぎいよいよ春らしく
寒さがめっきり薄れたようで
日差しがやわらかく春めいて
ひと雨ごとの暖かさに花の便りも聞かれ
桃の花がよい匂いを漂わせ
暑さ寒さも彼岸までと申し
桜のつぼみがほころびはじめたようで
早春の候(折・みぎり)/浅春の候/春寒の候/春陽の候
四
4
月
(陰暦
四
4
月の異名-卯月・鳥月・花残月・清和月・鳥待月・卯の花月)
桜花らんまんの季節
月夜のそぞろ歩きが心地よい季節
花の噂に心浮き立つこのごろ
野に陽炎が立つころ
うららかな春の日和となり
花冷えで肌寒い日が続き
吹く風が肌に快く感じられ
軽やかな鳥の歌声が聞こえ
木蓮の花が匂う季節となり
菜の花の黄色が目にまぶしく
春たけなわの好季節
突然の春嵐で散った桜の花が惜しまれます
昨晩は春雷に驚かされました
いつの間にか葉桜の季節となり
菜種梅雨でぐずついた天気が続き
仲春の候(折・みぎり)/陽春の候/春暖の候/春色の候/桜花の候
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五
5
月
(陰暦
五
5
月の異名-皐月・早月・橘月・早苗月)
寒からず暑からずのよい季節
青葉若葉の季節
新緑のしたたる季節
野も山も若葉がまぶしい季節
風薫るさわやかな季節
うっすらと汗ばむ今日このごろ
小満を迎えるとともに草花の新芽が伸びはじめ
庭の躑躅が咲き乱れ
新茶の香りに初夏の訪れを感じ
魚屋で初鰹を見かけるようになり
八百屋の店先に掘ったばかりの筍が並び
カーネーションが花屋の店頭を飾り
雲の様子からも夏が近いことを感じます
新緑の候(折・みぎり)/暮春の候/惜春の候/薫風の候
六
6
月
(陰暦
六
6
月の異名-水無月・風待月・松風月・常夏月・鳴神月)
梅雨空がうっとうしい季節
霖雨が悩ましい季節
青空が恋しい今日このごろ
長雨に気分も沈みがちで
夜来の雨に洗われて紫陽花の花の色があざやかになり
梅雨寒のせいかセーターがほしくなるような陽気で
連日の雨で木々の緑が濃くなり
青田をわたる風がさわやかです
久しぶりに梅雨の中休みのようで
むせかえるばかりに栗の花が匂い
今年はどうやら空梅雨のようですが
梅雨の合間に真夏のような暑い日が続き
夏至を過ぎたころから吹く風がすっかり夏らしくなり
プール開きの便りにいよいよ夏の到来を感じます
入梅の候(折・みぎり)/梅雨の候/小夏の候/麦秋の候/向暑の候/短夜の候/薄暑の候
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七
7
月
(陰暦
七
7
月の異名-文月・蘭月・七夜月・七夕月・文披月・秋初月)
緑陰の恋しい季節
夏空がまぶしい季節
さっとひと雨ほしいこのごろ
夏祭りでにぎわうころ
梅雨明けの暑さもひとしおで
海や山が恋しい季節
いよいよ夏本番となり
日ごとに暑さが厳しくなり
連日うだるような暑さが続き
蝉の声がいっそう暑さを際立たせ
蝉時雨が降るように聞こえ
連日の猛暑で庭の朝顔もぐったりしてしまい
夜空の花火にひとときの涼を感じ
風鈴の音が心地よく聞こえ
真っ青な空に入道雲が浮び
暑中お見舞い申し上げます(小暑から立秋まで)
炎暑の候(折・みぎり)/盛夏の候/酷暑の候/甚暑の候/三伏の候
八
8
月
(陰暦
八
8
月の異名-葉月・萩月・桂月・月見月・木染月・紅染月)
涼風が恋しいこのごろ
子供たちは夏休みの宿題に大忙しで
立秋とは名ばかりの猛暑が続き
土用明けの暑さがいちだんと厳しく
花もしおれるほどの暑さで
暑さも峠を越えたようで
虫の声がしげくなり
海に土用波が立ちはじめ
吹く風に秋を感じ
残暑お見舞い申し上げます(立秋以降)
晩夏の候(折・みぎり)/残暑の候/残夏の候/暮夏の候
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九
9
月
(陰暦
九
9
月の異名-長月・菊月・菊咲月)
月が冴えて美しい季節
澄みわたる秋空に赤蜻蛉が飛びかう季節
天高く馬肥ゆる秋
日ごとに秋の気配が深まるこのごろ
台風一過の秋晴れがさわやかなこのごろ
朝夕のしのぎやすさとは裏腹に、日中はまだ暑く
二百十日もことなく過ぎ
秋祭りの日が近づき
ひと雨ごとに秋が深まるようで
松虫や鈴虫の声が秋の夜を演出し
庭の柿が色づきはじめ
初秋の候(折・みぎり)/新秋の候/爽秋の候/秋涼の候
十
10
月
(陰暦
十
10
月の異名-神無月・神去月・神在月・時雨月・初霜月)
秋冷爽快な季節
秋たけなわの季節
菊薫る季節となり
虫たちの声も消え入るようなこのごろ
銀杏の葉が黄金色になり
山野が紅葉を始め
空には鰯雲が広がり
新米が出まわるようになり
ススキの白い穂が風にそよぎ
ずいぶんと日が短くなり
金木犀が香り高い花を咲かせ
栗、秋刀魚、松茸など、実りの秋を迎え
秋晴れのもと運動会の歓声が聞こえ
秋冷の候(折・みぎり)/仲秋の候/清秋の候/錦秋の候/秋容の候
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十一
11
月
(陰暦
十一
11
月の異名-霜月・子月・霜降月・雪待月・雪見月・神楽月・神帰月)
紅葉があでやかな季節
霜枯れの季節
北風に枯れ葉舞う季節
夜寒が身にしみる季節
そろそろ炬燵が恋しくなる季節
落ち葉焚きがうれしいこのごろ
霜柱が立つこのごろ
朝夕めっきり冷えこみ
雪の便りが届くようになり
木枯らしが吹きはじめ
銀杏の葉が散りつもり
小春日和のおだやかなお天気が続き
一日ごとに冷気が加わり
晩秋の候(折・みぎり)/暮秋の候/深秋の候/季秋の候/向寒の候/初霜の候
十二
12
月
(陰暦
十二
12
月の異名-師走・臘月・弟月・限月・春待月・三冬月)
大雪を過ぎ木枯らし寒きこのごろ
クリスマスツリーが街を華やかに彩り
いよいよ日脚が短くなり
年の瀬もせまり
心せわしい年の暮れを迎え
カレンダーが残り一枚となり
寒気がことのほか身にしみて
水たまりにも氷が張り
今朝真っ白な霜柱が立ちました
迎春の準備に忙しく
師走の候(折・みぎり)/初冬の候/歳晩の候/寒冷の候
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